プロジェクトストーリー

キャラメルナッツサンド

新商品開発プロジェクト

プロジェクトストーリー001 キャラメルナッツサンド

Story #000

ひとつの新商品から、
ブランド全体を変えていく。

キャラメルナッツサンド 
新商品開発プロジェクト

ウエファースのそのもののおいしさを、もっと広く伝えたい。そんな想いを込めたブランド、『シュガーファース』の誕生から5年。オープン時の大行列を復活させたい!そんな想いは常にもっていたが、なかなか実現には至らなかった。ある日、社内でひとつの意見が上がる。「メイン商品そのものを変えていくことが必要なのではないか」。部分的なリニューアルだけではなく、ブランドの世界観そのものを変えるくらいの抜本的なリニューアル。メインのお菓子が、ブランドの世界観をリードしていくはずだ。こうして、シュガーファースブランドの抜本的なリニューアルを担う、新しい商品開発が始まった。

Project Member#01

商品開発

商品開発

企画開発本部 商品開発 A.T

チョコ × ウエファースの
組み合わせを疑うことから始まった。

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シュガーファースは、ウエファースの魅力を追求すべく生まれたブランド。しかしこれまでは、ウエファースをアレンジした商品は、チョコレートをかけたり、絞ったりした商品のみに限られていたのです。「ウエファースのおいしさを最大限引き出してくれる組み合わせは、本当にチョコレートでいいのか?」「さらにおいしくなるアレンジ方法が、きっと他にもあるはずだ」。プロジェクトのスタートは、これまで私たちが大切にしてきたものから、全く別の方向へ大きく舵を切るところから始まりました。

ウエファース独特の食感や、こだわりの風味に合うもの。チョコレートよりやわらかく、クリームより高級感のあるものを探し、試作を繰り返しました。何百回とやり方を変え、行きついた先が、キャラメルヌガーです。やわらかさはありながら存在感のある食感を、ウエファース生地にはさみ込むことで絶妙なおいしさとなるはずだと考えました。難関となったのはヌガーのやわらかさです。ヌガーは気温によって固くなってしまったり、やわらかすぎると口の中でくっついてしまったり。常においしいと感じられるものとなるよう、キャラメルの配合や練り方を調整しました。キャラメルの形状も幾通りも試して。そしてやわらかさだけでなく、ザクザクとした食感のナッツも練り込んで。カリカリ、サクサク、ねっとり、ザクザクと、さまざまな食感を楽しめ、さらに存在感と満足感のあるお菓子となりました。

商品開発商品開発
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Project Member#02

製造

製造

桶川工場 工場長 H.N

手づくりか、機械か。
判断基準は「どちらがおいしくできるか」だ。

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企画開発段階では数個ずつ手づくりされていた試作品を、何千、何万個と高い品質で生産できるようにするのが、工場の役割です。グレープストーンのお菓子づくりはすでにある設備から発想するのではなく、理想のお菓子のために必要であれば、新しい機械や製造ラインを開発していくやり方。これまでの製法と全く異なるキャラメルナッツサンドの実現は、非常に難しいものだったように思います。とくに大きな壁となったのは、サクサクのウエファースにキャラメルをはさむ工程でした。食べたときにサクサクと気持ちよい食感のウエファース。繊細に扱わなければすぐに割れてしまうため、機械での作業は困難を極めたのです。

これまで私たちが生産の機械化にこだわってきたのは、機械でしかできない美しさやおいしさを実現するため。しかし、今回は機械化にとらわれるあまり、生地が割れてしまったり、キャラメルと生地がうまく接着しなかったり。機械では何度やってもうまくつくれなかった。発売日まであと10日。私たちはひとつの大きな決断をします。それは、サンドする工程を人の手で行うということでした。ウエファースとキャラメルヌガーの製造は機械で行い、最後の挟み込みは人の手で行う。ライン全体の設計を考え直しながら、1時間あたり2000個の生産を実現し、無事発売に至ることができました。キャラメルナッツサンドは発売後も非常に好評で、もうすぐ新たな季節商品も発売予定。この夏、シュガーファースブランドの主力商品となるはずです。同時に、今回うまくいかなかったサンド工程を、今後は機械で進めていけるよう、人の手で作るような感覚を持った機械の開発も進めているところ。より多くのお客様にお菓子を届けられるよう、さらにたくさん、さらにおいしく生産していける技術を探し続けていきます。

生産生産
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Project Member#03

パッケージデザイン

パッケージデザイン

企画開発本部 パッケージデザイン  M.K

“かわいい”より“食べたい”と
感じられるパッケージを。

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企画開発部から、パッケージに関してもらったオーダーはひとつだけ。キャラメルナッツサンドを、全く新しい商品としてアピールしたいということでした。シュガーファースブランドのいち商品としてではなく、1つの新ブランドとしてとらえてもらえるくらい、全く独立した世界観を築くことが求められていました。

今回最もこだわったのが、いかにパッケージからお菓子のおいしさを伝えられるかということです。企画開発の担当者にヒアリングを行い、企画開発会議であがった商品への意見も徹底的に拾い上げました。それらを考慮した上で、このお菓子を「食べたい!」と思わせてくれるのはどんなポイントか。それは、ウエファースのサクサクでカリカリの食感、キャラメルの滑らかさと、ナッツの歯触りといった、複雑な味と食感のはず。その複雑さを伝えるべく、丸や四角など複数の図形を組み合わせた柄を考案し、できあがったのが現在パッケージに使われている幾何学模様のようなキービジュアルです。ちょっと凝った模様の中でも親しみやすさを持たせるために、あくまで色づかいはやわらかい世界観としました。一方で箱を開けた瞬間には、ビターとキャラメル、2種類の味を想像できるよう、箱の包装とは少しイメージを変えた高級感ある個包装のパッケージに。「買いたい!」「かわいい!」と感じてもらえるものであることももちろん大切ですが、それ以上に「食べたい!」「おいしそう!」と手に取ってもらえるパッケージに仕上げることが、お菓子会社で働くデザイナーのこだわりだと考えています。

パッケージデザインパッケージデザイン
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Project Member#04

ディスプレイ

ディスプレイ

企画開発本部 ディスプレイ A.M

同じ店舗の中にあっても、
全く別の世界をつくりだすのが、
ディスプレイの力。

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たとえばさまざまな商品の、陳列する価格の順番。商品写真の高さや、商品情報の見やすい文字の大きさ。商品のディスプレイには、お客様にとって買いやすく、見やすく仕上げるためのいくつかの法則があります。その法則を守った上で、プラスアルファ。いかにキャラメルナッツサンドらしさをショーケースの中で表現するか、私に求められていたことでした。

シュガーファースと同じ店舗内にあっても、独立したブランドのように見せたい。これまでなかったキャラメルを使った商品であることを伝えようとしていました。そのために表現したかったのが、キャラメルヌガー独特のやわらかくてねっとりした食感です。ただ商品のサンプル模型を置いただけでは、サンドされたキャラメルはウエファースに隠れて見えなくなってしまいますし、ウエファースをとってしまえば何のお菓子なのか伝わりづらい。そこでキャラメルナッツサンドを真ん中から割り、キャラメルが糸を引いているような状態のサンプルを依頼しました。おいしさがわかる、ウエファースの割れた角度はどこか。やわらかさが伝わる、キャラメルの透け具合はどれくらいか。詳細部分まで検討しながら、一目見ておいしそうと思えるようなものがいい。本社のディスプレイにそれらを並べて、さらに箱を並べる高さを調整したり、目立つキャッチコピーの位置を考えたり。お菓子そのもののおいしさと新商品であることの新しさ、両方を打ち出したディスプレイです。百貨店の店舗などは、多くのお客様が一瞬で通りすぎてしまう場所。そんな中でも、足をとめ、手に取ってもらえるお菓子にするのが、ディスプレイの力なのだと信じています。

ディスプレイディスプレイ
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