プロジェクトストーリー

チューリップローズ

開発販売プロジェクト

プロジェクトストーリー006 チューリップローズ 開発販売プロジェクト

Story #006

数えきれないトライ&エラーが、
こだわりの新ブランドを生み出す。

TOKYOチューリップローズ 
発売プロジェクト

名古屋・大阪のバレンタイン特別催事にて、劇的オープンを迎えた「TOKYOチューリップローズ」。パリで腕を磨いた金井理仁(カナイ マサヒト)シェフが手掛けるブランドで、メディアでも大きな注目を浴びました。そんな華やかな印象を持つブランドですが、発売に至るまでには様々な部署の計り知れない努力があったのです。社内でも注目の若手社員たちが「これは自分のブランドだ!」とこだわり抜いて誕生した、グレープストーン新時代の幕開けに相応しいプロジェクトストーリーです。

Project Member#01

パッケージデザイン

パッケージデザイン

企画開発本部 パッケージデザイン M.M

一人の限界を超えることが、
表現の可能性を広げる。

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新ブランドの場合、既存ブランドの新商品パッケージデザインとは異なり、ブランドのキービジュアルから作り上げていく必要があります。「チューリップをあらゆる表現で描いてみよう!」と意気込み、“ファッションブランドがチューリップを描いたら”、“版画っぽくしてみたら”、“サインみたいにスピード感のあるタッチにしてみたら”とあらゆる表現でひたすら描き続けました。中には、とてもチューリップには見えないようなものも。しかし、描いても描いても、中々納得のいくデザインができない。デザインは、頑張れば成果が出るというものではないため、苦しかったですね。

「自分の中だけで頑張っても限界がある。」そう考えて、包材担当にも意見を聞いてみることにしました。そこで出てきた意見は、「この箱だったらもっとこういう表現があるんじゃない?」「この形状・材質だったらこのデザインは合わないよね。」といったもの。これまでは平面で考えるということだけを行ってきたため、“キービジュアルを箱ありきで立体から考える”という包材担当らしい意見は、目から鱗が落ちるようでした。箱の大きさや形、質感を考慮してビジュアルを考えていくことで、デザインの幅がさらに広がり、最終的に箱に合わせてデザインを考えるときも、「この箱ならこのデザインかな。」とスッとイメージが沸いてきました。包材担当の視点なくしては成しえなかったことです。結果的に描いたデザインはなんと100パターン以上!そのほとんどは使われていないものです。一見無駄になったように思えますが、この過程があったからこそ心から納得のいくクオリティに仕上がったと感じています。そしてもう一つ、とても嬉しいことがありました。それは、「デザイナーだけでなく、色々な職種の人と関わりあいながら仕事をしていく」という夢が一つ叶ったこと。独りよがりにならず皆でやればやるほど、それぞれが「自分のブランド」と思ってくれる。そしてそのことが、お客様に喜んでいただけるモノづくりに繋がっているのだと感じることができました。

※お菓子を入れる箱の形状や材質などを検討していく部門

パッケージデザインパッケージデザイン
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Project Member#02

企画開発

企画開発

企画開発本部 企画開発 A.T

温度、粘度、速度、充填量──
無数の組み合わせからベストを探る。

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「TOKYOチューリップローズ」のメインアイテムは、チューリップ型のラングドシャクッキーの中にホイップチョコレートを絞り出した、その名も「チューリップローズ」。繊細でいかにも職人が手作りしているように見えますが、実は全て機械で作っているのです。今回私が任されたのは、シェフが作った手作りの品質を機械で再現することです。これまで私が担当してきたのは、人の手を少しだけ借りて生産するもの。そのため、生産時に発生する少しの誤差であれば、人の手で修正することができました。しかし今回は、かなり複雑なつくりのお菓子のため、手作りの要素が入ると仕上がりのクオリティにバラつきが出たり、生産数が限られたりしてしまい、お客様に購入いただける数がかなり少なくなってしまう。そのため、生地の成形もホイップチョコレートの絞りも、全ての工程において完全機械生産にしなければならなかった。いつも以上に、精度の高い条件設定が必要となったのです。

シェフが高い技術力で絞り出した綺麗なローズ型のホイップチョコレート。手で絞り出すときはねじったり、力をうまく加減したりすることで綺麗に絞ることができても、機械ではそれができないのです。ただ“絞る”ということでも、機械となるとこんなにも難しくなるとは思いませんでした。手絞りだとホイップチョコレートが硬いほうが絞りやすかったのに、機械でやってみると出てこなかったり、かといって柔らかくしすぎると形がきれいに出なかったり。ホイップチョコレートの温度・粘度、機械の速度・充填量、全てがベストな条件になるように、数えきれないくらいトライ&エラーを繰り返しました。その上、今回使用したのは完全オリジナルの機械。動作速度一つとっても、速くすべきなのか遅くすべきなのかも全くわからない状態からのスタートで、完全に手探り状態だったのです。とにかくひたすらデータをとり続けて、全ての条件が決まったのは、発売の10日前。妥協せずに取り組んだことが、一人でも多くのお客様の「美味しい」に繋がったら、開発者としてこれ以上に嬉しいことはないですね。

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