持つべきものはお菓子へのこだわりと絶対の自信。
PROFILE
M.M
企画開発本部
企画開発
[2020年 新卒入社]
※掲載内容は、インタビュー当時のものです。
WORK
企画開発の仕事内容
季節味の考案や試作、新ブランドの立ち上げにも携わる。工場や店舗を行き来し、品質管理や生産管理とも連携を取り、生産ラインに導入した際の品質チェックや販売現場からお客様の声をいただき、改良を行う。
「これでいいや」じゃなくて「これがいい」。
小学1年生から4年生までフランスに住んでいて、フィンランド、ドイツ、スペインなど北欧にある沢山のお菓子に触れてきました。その中でも、とあるお店のナッツを使ったケーキの衝撃が忘れられなくて。ここまでナッツをしっかり感じる美味しいお菓子に巡り合ったのはあの日が初めてでした。子供ながらに覚えたあの感動は大人になった今でもしっかり覚えています。今思い返せばあの頃からお菓子への興味は強かったのかもしれません。就職活動の際、僕は飛行機のパイロットに憧れていて、就職活動も航空会社を志望していました。ただ、自分の可能性を拡げるためにも、ずっと好きだったものづくりを仕事にしてみたいとも思い、ただ1社、本当に美味しくて自分でも買っていた、東京ばな奈などのお菓子を取り扱っているグレープストーンの企画開発に行きたいと応募したのが始まりです。
今自分が担当しているのは“シュガーバターの木”です。まず任されたのは季節味の考案。「そうだ、あの時感動したナッツの味を自分の手で表現できないだろうか。」そう思ってから僕の主食はほぼナッツ。
ナッツペーストをホワイトチョコレートに練り込んだお菓子はほとんどなく、自分で見つけるのに苦労しました。相当な種類のナッツの中から甘味、塩味、えぐみ、後味など勘案し、3種に絞ったナッツの最適な比率を少しずつ変えていく。そうやって何度も何度も繰り返していくことが、自分が理想とする味を実現することに繋がっていくのだと思っています。そして完成したのが「シュガーバターサンドの木 3種ナッツのショコラ」です。
思い通りにいかないことが面白い。
最初は思い通りにいかないことがほとんどです。試作では上手くいっていたチョコも工場の生産ラインでは綺麗に混ざらず、すぐに固まったり、生地のサクサク食感や焼き色が思うようにいかなかったりとかなり苦戦しました。この段階で十分美味しいからこれでいいやと思うこともありました。ですが、楽しみにして下さっているお客様の期待を絶対に裏切りたくないし、その期待に答え続けたいからこそ、「これがいい」と思える本当に美味しいものを世に出すために最後までこだわることが大切だと思います。お菓子を開発する過程の中にも、日常行う事務作業から、取引先の新規開拓や設備導入に関わる費用対効果など、自分から掴みに行けば行くだけ学ぶことがあるのでこの仕事は本当に面白いと感じています。積極的に吸収し、ますは新ブランドの立ち上げを手掛けることを第一目標に、その次はありそうでなかった新規事業を立ち上げ、将来的には会社全体の経営に携われるような人財になれるよう日々邁進しています。
CAREER STEP
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学生時代
先進工学部 マテリアル創成工学科を専攻。
航空宇宙分野における材料の有限要素解析を学ぶ。 -
2020年
新卒として入社。
販売・製造で経験を積む。 -
2021年
「シュガーバターの木」担当に。
プロジェクト推進役としてシュガーバターの木の開発を積極的に進行。