毎日が勉強。誰もが納得の大ヒット商品を目指して。
PROFILE
A.T
企画開発本部
企画開発
[2012年 新卒入社]
※掲載内容は、インタビュー当時のものです。
WORK
企画開発の仕事内容
グレープストーンでは、担当ブランドを決め、基本的にひとつのブランドに関してはひとりが全てを担っている。企画・開発の内容としては、既存商品の新しい詰め合わせや個数の異なるラインナップを増やすようなものもあれば、全くゼロからブランドや商品を企画することもある。企画し、アイデアを出すところから、工場や店舗と連携し、製造体制や販売戦略に関しても携わる。
数え切れない試行錯誤。その先の“やりがい”。
2017年2月からスタートした、ア・サンドルチェという新ブランド。このブランドとして、初めてのバレンタインを迎えるにあたって開発したもののうちの1つ『Chocolat Q』は、色んな素材をチョコレートと一緒にクランチ状に固めたものです。正直、お菓子の構成としては単純で、そんなに難しいことではないと思っていたのですが、これが大間違い。完成までには思ってもみない壁がいくつも立ちはだかっていました。今回作った味は、ミルクショコラとホワイトショコラの二種類。クランチ生地を型から外す工程で、なんとホワイトショコラだけ型から外れなかったのです。生地を成型する向きの問題なのか、チョコレートの成分の問題なのか…。最終的にクランチ生地の配合を調整して、なんとか外せるようにはなりましたが、外した生地はミルクショコラよりも少し太い。さらにチョコレートの油分を調整して、なんとか同じくらいの太さにすることができました。次は包装の工程です。薄いフィルムでキャンディのようにねじって包装する。特に問題なく包装できると思っていましたが、これも大間違い。何も印刷されていない透明フィルムで機械包装テストをしたときにはうまくできていたのに、デザインが印刷されるだけでゆるくなってしまう。そんなにシビアな世界が待っていたなんて、思ってもみなかったんです。ねじるときの回転数を変えてみたり、フィルムをつまむ“つまみ”の位置を変えてみたり。色んな方に協力してもらいながら、なんとか発売することができました。これだけ試行錯誤して苦労して生み出した商品って、その分の強い想いが込められているんです。だから、お菓子が発売になったときには毎回、心の底からこの仕事をしていてよかったという気持ちになるんですよね。
同じことのない毎日が、経験値になる。
企画開発に異動して5年ほどが経ちますが、まだまだ経験が足りないなと日々感じています。数多くの新商品を担当させてもらいましたが、応用の効かない部分が実はとても多いんです。使うのが初めての原料だったり、触れるのが初めての機械だったり。ア・サンドルチェのブランド立ち上げのときも、二つ目の新作『キャラメルジャンドゥーヤ』の開発のときも、「生地が膨らまない!」「生地のサイズが安定しない!」「ソースが垂れてしまう!」と、トラブルだらけ。その都度あらゆる方法を数え切れないくらい試して、何とか商品に仕上げています。「それって大変じゃない?」とよく言われます。確かに大変だけど、その分「面白い!」って思ってしまうんです。毎回新しいことへのチャレンジで、同じことの繰り返しがない。私にとっては毎日が勉強で、とても充実しています。これからもっともっと経験を積んで、いつか、誰もが「大ヒット商品だね!」と言ってくれるような商品を、自分の手で作りたいですね。
CAREER STEP
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学生時代
農学部応用生物化学科を専攻。就職活動を通して、企画開発職の仕事の面白味に惹かれるようになる。
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2012年
新卒として入社。
ねんりん家 大丸東京店に販売職として配属。その後、東京ばな奈スタジオ 大丸東京店で販売職としての経験を積む。 -
2013年
企画開発本部 企画開発職へ異動。
シュガーファースやマシュマロエレガンスなど、複数ブランドを担当。 -
2017年
ア・サンドルチェを担当。
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2019年
産休育休取得。
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2021年
広報マーケティング・ADの広報担当。WEBや雑誌を通じて、多くの人にグレープストーンのお菓子の情報をわかりやすく届け、ブランドイメージをアップすることに尽力中。