一目見た瞬間から食べるときまで。ディスプレイは、お客様の心をデザインする。
一目見た瞬間から食べるときまで。ディスプレイは、お客様の心をデザインする。
PROFILE
H.O
企画開発本部
ディスプレイ リーダー
ディスプレイデザイナー
[2011年 中途入社]
※掲載内容は、インタビュー当時のものです。
WORK
ディスプレイデザインの仕事内容
主に店舗内でのポスターやポップ、ショーケース内の装飾など、お菓子にまつわるあらゆることを見た目でお客様へ伝えていくための空間をつくる仕事。場所により店舗の大きさ、客層、扱うお菓子などが異なるため、全てにおいてその場所ならではの空間を演出することが求められている。
お客様の「次の心の動き」をつくれ。
グレープストーンのお菓子をディスプレイすることにおいて、大事なことって何だと思いますか。目立つこと?お菓子の世界観を表現すること?お菓子の情報を正確に伝えること?どれもそれぞれが正解で、しかしどれかだけに偏ってしまってはダメだというのが、私の考えるディスプレイです。なぜなら、ディスプレイは見ているお客様の動きをつねに意識しなければならないものだから。外観やポスターなどの大きなディスプレイに足を止め、店内のショーケースでお菓子をほしいと思い、小さなポップを読んでお菓子の内容や金額など詳しいことを知っていく。お客様がお菓子を手にするまでの、心の動線をつくっていかなければならないのです。空港など急いで通り過ぎてしまうような場所ならば、一瞬で目につき、ほしくなるようなものを。百貨店内の店舗なら、店内をじっくり見て一段深くブランドを好きになってもらえるようなものを。その時々、その場所ならではのお客様の心を想像しながら、ディスプレイを構成していきます。
焼き色も質感も。あらゆる要素がお菓子への期待を左右する。
心の動きを考えるのは、お客様がお菓子を買うところで終わりではありません。お菓子を買って帰って食べる。そのときに「期待通りの味だ!」と思ってもらうことも、私の目指すところ。お客様が店頭でディスプレイを見て思い描いた味と、実際にお菓子を食べたときの気持ちを同じものにしていくことが大切だと考えています。ですから難しいことに、ディスプレイは美味しく見えることが重要ですが、本物のお菓子より美味しく見えすぎるのもNG。ポスターの色味は何度も色校正を出して確認しますし、店頭のサンプルではナッツなどの小さな欠片の見え方ひとつも気を抜けません。あらゆることに気を付けなければならないため、新商品のディスプレイを公開する前は、いつもくたくた。しかし、新ディスプレイを施した店舗の開店5分前くらい。「お客様が喜んでくれるかな」と想像しながら最後の微調整をし、ショーケースをきれいに拭きあげている瞬間は、達成感と幸せを感じることができています。もっとお客様に喜んでいただけるように。ディスプレイデザイナーとしてできることには、まだまだ大きな余地があるはずです。
CAREER STEP
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前職
関西のお菓子メーカーにて商品のブランディングやディスプレイ制作に従事。
「一番売れている会社に行きたい!」、「トレンドの最先端で働きたい!」という想いから、当社への入社を決意。 -
2011年
ディスプレイデザイナーとして中途入社。
東京ばな奈ワールドやねんりん家、東京駅構内店舗のデザインを担当。 -
2020年
ディスプレイ リーダーに。
百貨店、駅、空港などすべてのマーケットの経験を積み、チームの責任者を任される。「お菓子を企画し売り出す立場」と「お客様の立場」を常に意識して仕事にあたっている。